シバノ工業の研磨設備
シバノ工業はバフ研磨一筋に歴史を築いて参りました。社員の研磨技術の腕はもちろんですが、作業に使う設備にも注力しております。最新の機械から昔ながらの道具まで取り揃えており、工程ごとに細かく使い分けて、生産力と品質、共に高いレベルを維持しております。
各工程で使われる主な設備
シバノ工業の研磨加工は4 つの工程があります。各工程ごとで主に使用される設備をご紹介します。
乾式バフ：荒研磨仕上
研磨紙等で表面のざらつきを取り除きます。研磨の第一段階で、主にメッキの下地が荒研磨仕上になります。ある程度大型機でベースを作り、ハンドツールで調整します。
乾式バフ：中研磨仕上
荒研磨の表面を更に細かくします。使う機材は荒研磨と同じですが、研磨剤の違いと研磨に掛ける時間で滑らかさを変化させます。主にハンドツールで調整します。メッキ下地でもワンランク上の仕上げ、またアルマイト加工下地は中研磨仕上げになります。
乾式バフ：最終研磨仕上
一般的なバフ仕上げが最終研磨仕上げになります。使う機材は変わりませんが、アルミの光沢が活きる上級の滑らかさへ仕上げるため、ハンドツールの技術が重要になります。機材に頼り切らず自分の技を磨いてきたシバノ工業の職人たちが腕を振るい仕上げます。
湿式バフ
最終研磨仕上げの更に上をいく光沢を作り、見違えるほどの見栄えになります。一般的なバフ仕上げよりも平滑度がぐんとあがり、美しい鏡面へ近づけます。湿式バフ工程は、シバノ工業では超鏡面仕上にだけ用いられ、湿式バフ専用の機材『鏡面湿式研磨装置』を駆使して仕上げます。ハンドツールも使用し、専用機と職人技の融合で最高級の光沢を実現しています。
